ご挨拶
内閣府が発表した4月の月例経済報告では、「景気は、東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にある中で、緩やかに持ち直している。」とあるものの、(1)欧州政府債務危機や原油高の影響、(2)電力供給の制約や原子力災害の影響、さらには(3)デフレの影響、(4)雇用情勢の悪化懸念が依然として残っており、また税と社会保障の一体改革に伴う消費税の増税が声高に叫ばれる中、中小企業とりわけ小規模事業者を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いております。
このような中で大阪府商工会青年部連合会では、地域に密接に関わる地域の防人として、IMPULSE PRIDEを持って活動されている府内16商工会青年部に所属する部員の皆さんと連携し、経営者または後継者としての資質向上を目指す経営革新への啓発事業や、部員相互のビジネスマッチング支援を実施した「ヤングあきんど大商談会」、こどもへの虐待防止を啓発する「オレンジリボン啓発活動」等により、IMPULSE PRIDEの更なる高揚と、地域の活性化に寄与することができました。
また2012年2月に和歌山県で開催されました「商工会青年部全国組織化45周年記念大会」には、大阪府内から50名あまりの青年部員を含む約2,300名の青年部員が全国各地から2日間に亘って参加し、地域や都道府県の垣根を越えた友情を育むことができ、開催前日や大会終了後にも大阪府内各地を訪れた多くの青年部員たちと活発な意見交換や事業所訪問が行なわれるなど、これまで以上に交流を深めることができました。
我々、商工会青年部員は、今後も全国組織のスケールメリットを生かした事業を通じて、更なる資質向上と家業の発展に努め、【IMPULSE PRIDEを胸に、いざ!チーム大青連へ!!】を合言葉に、ひとりひとりが青年部宣言にありますように、「地域振興発展の先駆者」としての自覚を持ち、地域の活性化に努めてまいります。
平成24 年5 月8 日
大阪府商工会青年部連合会
第16 代会長 垣又 政人
(第43 回通常総会にて)